
応募総数3,000点を超える中から選ばれたんだそうです。
この快挙に,私たち親を始め身内の方がビックリ

「本当に自分で描いたの?先生に手伝ってもらったんじゃない?」
(本人には言いませんが

主人にいたっては
「審査員の先生,3,000枚もの絵を見続けて,目が疲れちゃったんじゃない?」
と

(本人には言いませんが

なんてひどい親!
とお思いでしょうが,それには訳がありまして・・・・・
こども店長,幼少の頃から『書く,描く』という行為に全く興味がなかったのです。
英会話教室では,クラフトを仕上げるのはいつも私。
保育園でも
「めんどくさいけど描いてあげよう」
って感じ

そんなこども店長だったので,
「いったいキミは,どんな絵を描いたんだ??いったい何をしたんだ?!」
と何とも言えない気持ちで,
でも孫の快挙におじいちゃんおばあちゃんまでも引き連れて,授賞式に出向いたのですが・・・・・・
これが本当に素晴らしい!
ピカソもビックリ

生命の躍動感がみなぎり,春の息吹あふれる一本の桜の大木がそこにありました。
こども店長の意外な才能を見つけちゃった私。
硬い硬い土の中からやっと顔をのぞかせた小さな芽。
その芽を摘むことなく,折ることなく大切に大切に育てるにはどうしたらいいか・・・・・
とりあえずいろんなジャンルの,いろんな方達の絵を見せてあげよう!
というわけで,手始めに行って来ました
『アール・ブリュット in NAGANO展』

(スタッフの許可を得て撮影しております)
アール・ブリュットとは『加工されていない生(き)の芸術』の意。
正規の美術教育とは無縁の作者によって,独自の手法と発想により制作された芸術作品の総称。
(パンフ参考)
とにかく圧倒されました。
芸が細かい!
なるほど~そう来たか!
アートだねぇ!
作品の豪快さに,頭が“スコーン”と抜けた感じで,今までの常識を覆され,なんだか清々しい気持ちで帰ってきました

見ていてこんなに楽しい気持ちになれる絵画展は生まれて初めてかも?
やっぱさ,“芸術”って自己表現の世界だから,評価を気にしちゃいけないんだよね。
作者が思いを形にして,それに何かを感じた人がビビッとくる。
それだけで十分

「ここをこうすればもっといい絵になるよ」
とか
「○○を描いてごらん」
とか,そんな指示はいらない。
描きたいから描く。
作りたいから作る。
その思いだけで十分

夏休み,実は絵画教室に数回参加してみたのですが,
はたから見てもやっぱり異彩を放つ作品を仕上げたこども店長。
絵画教室に通わせようかと思った時期もありましたが,やっぱりやめておきます。
先生に才能を操作されてもいけませんので

これだけは?彼の好きなようにやらせてみようと思います

『アール・ブリュット in NAGANO展』は9月2日までホクト文化ホールで開催中です☆

ちなみに・・・・・
彼のためを思って足を運んだ絵画展でしたが,当の本人は全く興味なし。
むしろアロマ王子の方が作品に見入っていました

他の作品から影響を受けないところもアール・ブリュット?
とりあえず,リビングのテーブルにさりげな~くスケッチブックと色鉛筆を置いてみた母でした
