蓼科で久しぶりに馬に乗り,乗馬の楽しさを思い出しました。
(その時の様子はこちら→
蓼科へ)
馬術場に行く時はいつも付き添い役の私だけれど,たまには私も乗りたいなぁ。
本格的に乗りたいけれど,『あの頃』からもう何年過ぎたでしょう?
そこでもう一度基礎から教えていただこうと,こども店長には内緒で乗馬のレッスンに行って来ました。
知られようものなら,学校休んでもつい行く!と言いかねないので。
しかし,夕飯時に主人との会話でついうっかり
「乗馬に行ってくるね」
と口を滑らせてしまった私。
当然こども店長のアンテナはピーン!
すかさず,
「上腕二頭筋がね」
と解剖学講義を始めた父母でした
レッスンは2日間のコース。
初日に乗せてくれたのは『ばんちゃん』。
一見優しそうに見えますが,これが結構素敵な性格をしておりまして,
騎乗前に壁を一蹴り
体重500kg近いお馬さんが壁を蹴るとどうなるか・・・・
こうなります↓↓↓
「今日はそんな気分じゃないんだよ」
的なオーラをありありと漂わせながらも,スタート,ストップ,左右に曲がる指示をちゃ~んときいてくれました
本人はそんな気分じゃなくっても,指示を出されると反応してしまう脳・・・・
なんだかとても切なかったです・・・・
翌日はcanter(かけあし)にも取り組んだためか,穏やかなボーイ君がお相手をしてくれました。
調馬索で安全を確保していただいて,walk,canter,停止の指示を自分で出します。
風を切って走るので,私の目からは涙がポロポロ(;;)
担当してくださった方は,私がビビってると思われたでしょうか(苦笑)。
(実はこのあと,妹と同じ乗馬クラブの方だったと判明。お恥ずかしい)
「乗馬って,ただ乗ってるだけだと思ってた!」
と主人。
とんでもございません!
歩いているだけならただ鞍にまたがっていればよいのですが,
走り出したら,馬の駆ける振動がダイレクトに伝わって,ヘルニアか脳震盪になっちゃいそう
そこで人間はどうするか。
鞍の上で立ったり座ったりして馬からの振動を逃すのです。
例えるならば,上下しながら高速で前進する不安定な台にまたがって,屈伸運動をするようなもの。
しかも屈伸のタイミングを間違えると,もっと衝撃が強くなります。。。。
そう,乗馬って全身運動なんです。
(乗馬はスポーツです!)
しかもけっこう知能の高い相手と息を合わせる必要があるので,頭と「気」もかな~り使います。
(以降は男子禁制です)
この寒さにもかかわらず,5分ほどで汗をかきました。
一日のレッスンを終えただけでブラのホックがワンサイズ小さく
ダイエット中のあなたにもお勧めです☆
(はいっ,禁制解除!)
そう考えると,松平健さんてすごいですね!
馬を全力疾走で操りながら,あの衣装で刀をふり回す・・・・
考えられません
改めて松平さんの努力のすごさを知りました。
TPPの影響はお馬さん達にも及んでいるようで,餌のほとんどが中国などからの輸入品だとか。
そこで2日間乗せていただいたお礼に,波田産の人参と,梓川産のシナノゴールドを
とっても美味しそうに,ものすごい勢いで食べてくれました
以前TVで,野生の馬たちが自由に野山を駆けている日本のどこかの島の映像を見ました。
行きたいところに自由に行けるけれど,ご飯の確保も寒さをしのぐのも自分でしなければならないのと,
自由に動けないけれど,ご飯や天気の心配はいらない生活。
馬たちにとって,本当はどちらが良いのでしょうか・・・・
お話によると,人間との付き合いが一番長い動物は犬と馬なのだとか。
大昔から人間に仕えてきた生き物だけれど・・・・・
人間の一方的な指示で馬を操るのではなく,
馬と相談しながら互いが気持ちよく一緒の時を過ごせるよう,
これから定期的に乗りに行って,心を通わせたいと思います。
心と,そして体のメンテナンスのためにもね
にしても・・・・
レッスン最終日の夜からすでに筋肉が痛み出しております。
馬と心を通わす前に,筋トレが必要なようです