別れと,未来と,飛行機と。
こんばんは
アロマスペースE&Rです
先日お別れを告げられた方(詳しくはこちら
別れの春)と,今日で本当に最後のお別れ
心からの感謝の気持ちと,未来への思いを託して,花束とプレゼントを贈りました
別れを知って数日はあれほど涙が溢れたのに,今日は泣きませんでした。
決めたわけではないけれど,最後にお会いするまでの7日間で,無意識のうちに心の整理をつけていたみたいです。
だから今日は,とびきりの笑顔で清々しいお別れ。
偉いぞ私!
そして今日は,もう一つ歴史に残るお別れがありました。
まほろばのまち波田町が,136年の歴史に幕を下ろしました。
「波田町役場」の貴重な文字を写真におさめたくて,17時ごろ役場へ向かったら,もうすっかりきれいに取り外されておりました
けっこうショック
波田町に暮らして7年。
当初は,松本市との合併を見越して終の棲家を構えました。
ところが,一年後の住民投票で自立の道を歩む結果となり・・・・
この時は,当てが外れて正直ちょっとガッカリしました。
でも長く暮らせば暮らすほど,“町”の良さが分かってきたりして。
松本市よりもゴミ袋代は数十円高いけど,
松本市の最高級階層よりも保育料は高いけど,
松本市よりもおいしいお水の水道料は半端なく高いけど,
行政がカバーする範囲が狭い分,サービスは手厚く充実していたかなって。
そして何より,人が温かい。
ここにはまだ,古き良き時代「日本」の義理人情があります。
よそから来た私を,まるで昔からここにいたかのように温かく迎え入れてくれた波田町の皆さん。
道を歩けば持ち切れないほどのリンゴを頂き,
夏になれば高級すいかを毎週のように届けていただき,
「薔薇風呂に入りたいな〜」とぼやけば,無農薬の薔薇を段ボール箱いっぱいにくださり,
「おいしいくできたから」とできたてのお菓子を届けてくださり,
「撒いた種が芽を出したから」と,抱えきれないほどのお花の苗を届けてくださり,
暗くなって家にたどり着いたら,まるでかさこ地蔵みたいに玄関に野菜の山が届けられ・・・・・
難問を前に頭を抱えていると,すぐに誰かどうか助けの手を差し伸べていただき,
「飲むよ!」と誘えばすぐに集まり・・・・・
いつの頃からか,波田町大好き人間,微力ながら波田町応援団になっておりました
あと数分で波田町民ではなくなるけれど,いつまでも変わらず,素敵な波田のままでいてください。
ありがとう,波田町。
これからもよろしくお願いいたします
頑張れ私!
頑張れ自分!
で思わず買ったお花。
クイーンローズ カランコエ
気づけば,プレゼントした花束も,このお花も,黄色でした。
見上げた空には
6つの飛行機雲。
素敵な春の予感です☆
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