手作り石けんのお店☆途中経過

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2010年02月15日 23:59

こんばんは
アロマスペースE&Rです




本日はお弁当持ち。
和風弁当を作りました
(レシピはこちら→幸せのレシピ




2010年3月に,アロマスペースE&R内に手作り石けんのお店をオープンするにあたり,いろいろと準備を進めています。
今日は法律関係の最終打ち合わせに行ってきました

アロマの世界もそうであるように,例え1円であっても利益を得るとなると,そこには様々な法律が絡んできます。
今日は担当の方と,実際に営業なさっている店舗のHPやブログをみながら細かいところまで確認したのですが,違法行為の多いことったら!
本当にビックリしてしまいました
具体的には・・・・・
【ケース1】
「当店の石けんは雑貨であり,薬事法上の化粧石けんではありません。ご使用の際にお肌のトラブル等がございましても、当店は一切責任を負えませんので自己責任でのご使用をお願い致します。」

多くのサイトで表記されているこの文面。
ですがこの表記では全く免責にならないそうです。
この表記でお客様に万が一何らかのトラブルが生じた場合は,確実に賠償責任を問われるそうですよ。
適切な表示例は
「当店の石けんは雑貨であり,化粧石けんではありません。体を洗うことは絶対にしないでください。」

【ケース2】
「当店の石鹸は台所用石けん(または洗濯用石けん)の扱いになります。・・・・・成分:オリーブオイル,パームオイル,ココナッツオイル,苛性ソーダ,精製水。」

台所用石けんや洗濯用石けんとして販売する場合は,検査機関で石けんの成分分析を行い,「成分」の項目に界面活性剤のパーセンテージ(純石けん分と,純石けん分以外の界面活性剤のパーセンテージ)を表示しなければいけないそうです。
個人で台所用石けんや洗濯用石けんを販売している方で,上記のように成分を表示している人はほとんどいらっしゃいません。
ちなみにパーセンテージとは,全重量に占めるオリーブオイルの割合とか,鹸化率などではありませんのでご注意を

【ケース3】
「当店の石鹸は,台所用せっけんおよび雑貨扱いです。○○石鹸に含まれているローズヒップオイルには,メラニン色素の生成を防いで、シミを予防する効果があると言われています。(この説明は成分についての一般的な記述であり,石けんの効果効能をうたったものではありません)

→確実に違法だそうです。
「この説明は成分についての一般的な記述であり,石けんの効果効能をうたったものではありません」なんて言っても,違法なものは違法とのこと。
また,同HPの別ページでオイルの効能を説明するのも違法。
他のHPやブログなどにオイルの効能を表記し,そこへリンクさせるのも違法だそうです。

【ケース4】(台所用せっけん,雑貨として販売しているお店でのこと)
「□□石けんをオーナー自ら使ってみたところ,お肌しっとりでアトピーでボロボロだったお肌がよみがえりました!」(これはあくまで個人的感想です。)  

お客様の声「□□石けんを使ってみたところ,信じられないくらいお肌がすべすべになりました」(これはあくまで個人的感想です。)
→「個人的感想」だと明記しても,商品が特定されるので違法とのこと。

【ケース5】
「当店の石鹸は雑貨扱いです。・・・・この石鹸は泡立ちが良くて保湿力も抜群です!」
→雑貨石けんは,見て楽しんだり香りを楽しむための石鹸です。水をつけて泡立てる,ましてや肌に用いるという行為はありえません。違法。

まだまだたくさんあるのですが,本当にありすぎて書ききれません
そしてそれが現状です。

上記のようなケースのお方は,ご自身が違法行為をしているということを認識したうえで販売しているのか。
それとも全く知らずに販売しているのか。。。。。

どちらにしても,お客様の存在を無視した行為であることに違いはありませんよね?
「うちの石けんで体を洗うか洗わないかはあなたの自由だけれど,もしそれで何かあっても私は知らないよ。」
と言っているようなものです。
そして,例え趣味の一環であったとしても,一円でも利益を得て第三者にそれを提供するのであれば,関係する法律はもちろん,その他のこともきちんと専門家に相談したり,勉強しておくべきでしょう。
『周りがみんなやっているから私もやっちゃえ!』
は,違うんじゃないのかなって思います。

ちなみに,アロマの世界ではメジャーなアロマスプレー。
ボディースプレーや芳香剤としての用途で、許可なく製造販売することは,違法行為ですのでご注意くださいね☆

長々と書いて参りましたが、私は法律の専門家ではございませんので、気になる方は直接専門家にお尋ねくださいませ。
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